女性の持つ柔らかな曲線に近づこうと、一生懸命にポーズをとってみるけれど、鏡に映るのは太い腕に大きな手。そしてゴツゴツとした体型。それらが邪魔をしてどこか滑稽にさえ見えてしまう。そんなことは、自分が一番よくわかっているはずなのに、それでも私は無理やりその気になって「女」を演じている。これが女装という魔力のおそろしさ。